

銃身だけで137cmほどある特大火縄銃。表には象嵌の不動明王が彫り付けられ、伊達家の家紋、寛永20年(1643)8月と製作年月があり、裏面には国友甚兵衛の作銘が見られます。
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この特大火縄銃入手には、つぎのような逸話があります。それは昭和30年頃です。現黒船館名誉館長吉田直太が、父正太郎の話を聞いて親孝行をしたのです。
ある日、上京した正太郎が、とある骨董屋でこれを見つけ、帰郷後、家人との茶飲み話に「あんがもんたかぁて、おらちじゃかわれないこてぁ(あんなものは値段が高くて、我が家では買うことができないの意)」と残念そうに語っていたのです。それを聞きつけた直太が、早速上京、思いのほか安く購入してきたというのです。荷物が到着したとき、荷解きをした店員(花田屋呉服店)は、今まで取り扱ったことのない大きくて重い品物でびっくりし、どんなものが出てくるかといぶかるほどだったといいます。
写真は、かつてあった東本町花田屋呉服店(現フォンジェ内花田屋)の蔵を利用した「黒船館ギャラリー」で撮ったもので、立っているのは吉田直太です。