呉服商だった吉田正太郎の幕末開港資料は本家横浜、下田をしのぐといわれています。「黒船は宝船だった」。という彼は当時の社会の混乱をあらわした瓦版・錦絵・版画等を集め、庶民の見た時代の一端をあきらかにしました。

黒船館コレクションの父 吉田正太郎
 
 黒船館は柏崎市内にある「花田屋」(呉服店)の三代目 吉田正太郎とその実弟である吉田小五郎(元慶応義塾幼稚舎舎長)の収蔵品をもとに、平成7年4月開館しました。
 嘉永6年(1853)米国ペリー艦隊の来航は250年に及ぶ鎖国政策を転換し、近代国家への幕を開く第一歩となりました。この夜明け時代の庶民の衝撃は、町衆発行の多種多様な瓦版に明らかです。また、混乱した多くの情報の中には、旺盛な世界文明への知的好奇心をたぎらせた日本の国民性が読みとれます。正太郎、小五郎はこの混迷期における文化文物を直視し、収集に生涯を当てました。
 当館は今日の国際交流の基盤をなす開国前夜と、その後の文明開化資料を中心に、明治の石版画や版画家川上澄生の作品を展示しています。


第二展示室


最新情報

施設ご案内(PDF)

黒船館を柏崎市内の女性がご案内します。(フリーマガジン「柏崎サイズ」特別号より)

コレクション展示ギャラリー

ロビーステンドグラス

かわら版「北亜墨利加人物ペルリ像」

川上澄生作「アルファベット屏風」

川上澄生作「南蛮船図」

川上澄生作「南蛮ぶり」

石版画「貴顕之令嬢」

かわら版「蒸気船之図」

武州潮田遠景

石版画「第一銀行之景」



利用案内

開館時間/午前9時30分〜午後5時
    (11月は午後4時30分まで)
休館日/毎週水曜日
    12月〜2月(冬季休館)
※団体の場合は要相談、お問い合わせください。
所在地/〒949-3661 柏崎市青海川181
 

入 館 料
おひとり
各  館 おとな 500円(20名以上450円)
小・中学生 300円(20名以上200円)
障がい者割引 おとな 250円/小・中学生 150円
※介助が必要な場合、介助の方も半額

3館セット

 おとな 1,300円
 小・中学生 750円