図中の記事に、アメリカからの献上品に蒸気車の模型があったことがわかる。横浜で試運転された蒸気車は珍しく、幕府の関係者はオサルの電車に乗るように喜んだといわれている。しかし、図を見てもわかるように、本物を知らない庶民は想像で蒸気車を描いた。機関車は、カザ袋から風を吸い込んで石炭を燃やして走るとあるが、どこに石炭を積んでいるかわからず、クサリでつないだ客車は二階建て、屋根に「遊山屋形船」とある。