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痴娯の家

痴娯の家コレクションの父 岩下庄司

 柏崎の雑貨問屋の長男として、明治22年に生まれた岩下庄司は、7才の頃近所の瓦職人が余技に作りだす土人形にすっかり魅せられ、毎日飽かずに見とれていたということです。

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 そんな庄司が本格的に郷土玩具の収集を始めたのは13才の頃。現在と違い情報収集はままならず、交通事情も悪く、その苦労が並大抵ではなかったことは容易に想像されますが、収蔵品5万余点の大半は、庄司自身が全国を歩き回り、自らの目で確かめ、求め続けたものです。

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 数ある収集品の中には既に廃絶し、日本に数点といわれる貴重な品も含まれており、今更のように岩下庄司の執念と選択眼の高さを偲ばせると言えましょう。昭和38年、73才で亡くなる最後まで、収集に没頭した生涯でした。

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 当館は、故岩下庄司が明治・大正・昭和の六十年以上にわたり収集した「痴娯の家」蔵品、五万点余の中から、その一部を展示公開しております。

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 館内には昭和初期の人形親善使節「青い目の人形」、東北六県の代表的な伝統こけし、日本各地の匂いと色合いを伝える張り子、土人形、凧、面、土鈴など伝統玩具。絵馬など伝統習俗や暮らしに根ざした品々。文楽、文弥、歌舞伎人形などの芸能人形類。船の模型や東南アジアの民族品。玩具関係書籍のほか、歴史と風土の香りを豊かに感じていただける品々が展示されています。

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 その彩色や形には名もない職人達が、心をこめて仕上げた素朴な匂いがします。古びた中にもいきいきと、暖かな人形達をお時間の許す限りご覧ください。

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 痴娯の家の名称は児童文学者で郷土玩具の熱心な愛好家でもあった巌谷小波(いわやさざなみ)(1870〜1933)の命名によります。本来は「稚児の家」で「子供の家」ということですが、これに玩具に痴(よい)しれ、娯(たの)しむという字をあてました。

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