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痴娯の家

大垣の鯰おさえ

2013年8月号

月刊「痴娯の家」

岐阜県大垣市の大垣八幡の祭礼にでる山車人形「道化坊」を、玩具化したカラクリおもちゃです。

これは道化坊という人物が瓢箪を手に、鯰と向かいあっています。

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この人形のモデルは鎌倉時代の武士、下総青砥の青砥藤綱ともいわれています。

この人物はとても根気のよいことでも知られていました。

鯰を天災に、瓢箪を人力に喩え、人の力で自然を抑えようとしています。

◆ ◆ ◆

実はこれは、臨済禅の公案(テスト問題)です。元は室町時代の画僧、如拙が描いた国宝「瓢鮎図」です。

瓢箪で鯰を押さえられるか、という問いかけです。

確たる答えはありませんが、大方の意見は「とらえどころのない心」だそうです。

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このむずかしいテーマを祭りの山車飾りにし、さらには子どもの玩具にしたのは、すばらしい発想です。

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