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痴娯の家

同慶院のおかんじゃげ

2008年2月号

月刊「痴娯の家」

おかんじゃげー。なんのことか皆さんお分かりでしょうか。郷土玩具にはその土地の人でなければ分からない意味不明な名称が多々あります。

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これは静岡市羽島の久住山同慶院の祭日(7月19,20日)に境内参道で売られる竹製玩具です。若竹の先端部分をたたいて麻糸のように潰し彩色したものです。静岡県内各地にあり、その呼び名もさまざまです。

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賀茂郡では「あいはらい」、庵原郡では「あかんじゃげ」、浜名郡では「おかざき」、他にも「おかんじょろ」、「おかんじゃらち」、「おじゃんじゃけ」等50ちかくも異なる名前がありました。語源は定かではありませんが、「おかん」は髪の毛、「じゃけ」は竹の転化したものといわれています。

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元々はこの地方の子どもの遊び道具です。男児はこれを合戦ごっこの采配にしたり、禅僧のもつ払子に見立ててお坊さんごっこをしました。鬼ごっこのときこれを持っていると、鬼に見つかりませんでした。女児はこれを毛髪にみなして髪結いごっこや姉様遊びに用いました。

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野趣にとみ他に類型がなく、縁日で売られること自体珍しいといわれています。またこれを門口に懸けて厄除け、病除けにもしました。