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痴娯の家

姉様人形

2007年12月号

月刊「痴娯の家」

女の子の遊びはかつて「軒遊び」といわれ、家の軒下、縁側、庭先が主でした。ここでままごと遊びや人形遊びをしていました。この時の主役が「姉様」です。

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紙製の姉様人形は昔の城下町を中心に全国で80種くらいあるといわれています。始まりは江戸時代、家庭の年上の女性達によって手作りされたものです。そのころ江戸城の大奥勤めの女性達の間では紙人形作りが盛んでした。

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そして和紙の多くでる江戸、大阪、京都の都市の姉様人形作りの技法がしだいに全国に広まっていきました。浮世絵の影響も大きかったといいます。

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写真の姉様で大きい方は「小倉姉様」、小さい方は「庄内姉様」です。鶴岡市の庄内姉様は藩の子女の手すさびに、「おひなごと人形」として作られました。面長で富士額の顔、整った目鼻だち、体は小さいですが気品をただよわせています。ハサミで一体ずつ切りはなして遊びました。別名「めごちゃ」ともいいました。

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一方「小倉姉様」はやはり西国のせいでしょうか、髪型も衣装の柄も大ぶりです。これも城下町小倉に伝わる紙人形でしたが、一時途絶えました。

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もう一つ有名なのは「松江の姉様」です。ラフカデオ・ヨハーン小泉八雲もこの姉様を故国イギリスの大英博物館に送るほど気にいっていました。これは髪型も島田、桃割れ、おかっぱとあり、白地に赤と緑の横縞模様の着物を着ていて、当時の女性の風俗をみごとに伝えています。

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<痴娯の家 館長ガイドの日>

 8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日) 午前10時〜