こけしが東北地方独特の玩具であるように、雉子車、雉子馬も九州地方にだけ分布しています。特に熊本県人吉市を中心とした球摩川流域のものは、車輪部分を丈夫に作り大きなものは高さ70センチ、子供が馬乗りになって山の斜面を滑り降りて遊びました。
山林の切り出しから生まれた玩具です。桐の荒削りに松材の車をつけ赤はアセビ、黄はクチナシ、緑は麦の若葉などの植物染料で模様を描きました。谷尾崎、日奈久にもあります。